有料老人ホーム: 2008年1月アーカイブ

介護付き有料老人ホーム


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有料老人ホームはきめ他の老人ホームには出来ない細かいサービスを提供することが最大の売りです。そのため、入居者の多様なニーズに応えるために、有料老人ホームの中でも細かい分類があります。

別の項で特別養護老人ホームのことをお話しました。
要介護の人に対して充分な世話が出来ない場合には最も現実的な選択肢となりますが、同じお悩みを抱えている人は多く、入居するのが非常に大変です。中には「少々お金を支払ってでも入居させて欲しい」と思う人も居るはずです。
そんな人の場合は、介護付き有料老人ホームという選択肢があります。これは有料老人ホームの中でも介護サービスを提供することが出来る施設のことです。いわゆる有料老人ホームは健康型と呼ばれ、要介護の状態ではないものの、一人で生活するのは不安があるという人が主に入居します。これらの施設には介護サービスを提供する資格も能力もないため、要介護になってしまった場合は退去しなくてはいけなくなります。それに対して介護付きの有料老人ホームは要介護認定を受けた後でも引き続き入居することが出来ますので、いちいち老人ホームを移る必要がありません。

但しここでひとつ注意しておきたいことがあります。
介護付きの有料老人ホームの中に介護スタッフが常駐しているところと、そうでないところがあります。そうでないところがどうやって介護サービスを提供するのかと言いますと、いわゆる介護サービス会社と提携することによって外部の介護スタッフが通ってくることによって介護サービスが提供されます。この両者は一見似ているようで実は大きな違いがあります。まず、介護に一刻の猶予も許されないような事態になった時に、介護スタッフが外部のスタッフを使っているところだと微妙なタイムラグが発生します。それならが介護スタッフを施設内に抱えているところのほうが安心なのは当然ですが、その分コストがかかるので、利用料に転嫁されます。どっちを取るか、このバランスは総合的に判断する必要があります。

さて、最初から介護スタッフを外部に委託することを前提にしている有料老人ホームもあります。これは住宅型と呼ばれており、介護付きと健康型の中間に位置する有料老人ホームです。住宅型の場合、要介護になったら老人ホームに介護機能はありませんが、外部から介護サービスの提供を受けることを前提としているので施設を退去する必要はありません。
住宅型に入居していて要介護となった場合、施設に介護サービスはないので自分の好きな訪問介護の業者を選ぶことが出来るのも、メリットのひとつです。

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