is: 2008年3月アーカイブ

軽費老人ホーム


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老人ホームの種別においては、新しい部類に入るのがここでご紹介する軽費老人ホームです。

通常は「ケアハウス」と呼ばれることが多いので、ここでもケアハウスと表記します。
このケアハウス、正式名称である軽費老人ホームという名前の通り、費用が他の老人ホームに対して安いのが特徴です。安いということはそれだけ提供されるサービスも軽めということが予想されますが、実際はどうなのでしょうか。

結論から申し上げますと、それは正解です。ケアハウスは老人ホームの中において、お値段もサービスも軽めの老人ホームです。最近流行りのの言い方ですと「プチ老人ホーム」という感じでしょうか。

ケアハウスは原則として介護の必要がなく、家族の世話になることが出来ない人が入所するところです。老後の一人暮らしは何かと不安という方が実際にはよく入居しているようです。これだけだと健康型の有料老人ホームとそんなに違いはありません。ですがここから先が違います。

まず、健康型の有料老人ホームの場合は入居している途中で要介護になった場合はその施設を退去して介護付きの有料老人ホームに移るか、特別養護老人ホームなどに移る必要があります。ですがケアハウスの場合は要介護になっても訪問介護などの介護サービスを受けながら入居し続けることが可能です。特定施設入居者生活保護を受けている施設の場合はその施設に居るスタッフからの介護を受けることも出来ます。これは有料老人ホームの場合は住宅型と呼ばれるタイプに似ています。ですが、ここでも有料老人ホームと違うところがあります。それはお金です。

ケアハウスは軽費老人ホームという名の通り、公的な施設ということもあって費用面で安いのも大きな特徴です。これだけのサービスを受けて月額10万円前後ですから、特別養護老人ホームよりも安いですし、もちろん有料老人ホームよりも安くなります。

ケアハウス老人ホームの中では新しい部類に入るとお話しました。後から出来た仕組みだけあって、これまでの老人ホームの良いところを併せ持っているという点で優れていると思います。
今は介護の必要がなくても、子供の世話になりたくはないし、将来連れ添いが亡くなってしまった後に一人暮らしになるのも不安...そんな方にとってはケアハウスが最も現実的な選択肢になると思います。ケアハウスは現在施設数も利用者も順調に伸びており、将来的には老人ホームの基本的なスタイルになると思われます。

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